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取り扱う本当の問題はなに?

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ヨーガセラピーで言う所のセルフケアというのは単純に身体の健康のことだけを言っているわけはありません。身体は健康でも心が不健康だったり、社会的に不健康だったりでは困ります。もちろん宗教性としても。

なので、そうした全体を通しての調和をどのように図るのか…そんなことをヨーガの智慧や技法を使いながら行なうのですが、その中で一番最初にやることが、習慣性の見直しです。ヨーガというと、アーサナや呼吸法ばかり言われて意外と無視されがちですが、ここめちゃくちゃ大事!

習慣性の見直しをする際、方法は色々ありますが、私はまずは自分の行動や行為など具体的な事柄を通して見直すことをお薦めしています。

やみくもに見直してもしょうがないので、最初の止まり木として、「今現実に困っている問題」を取り上げて行なうのですが、これがなかなかの難関(笑)

何が難関っていえば、ほとんどの人が取り扱うべき問題を間違えている…という。

どんなことがこまっているの?と聞くと、色々出てきます。でも、その困っている(と思っている)ことによって、具体的に今、何が困っているの?と聞くと、

・・・・・。だったり、
もしくは、将来の〇〇が不安の羅列が続きます。

・・・・。の場合は、実はそれは問題じゃないことが多いです。気にはなっているかもしれないけど、「気になっている=問題」だと思い込んでいるパターンです。例えばテレビや雑誌で〇〇することが良いと言われているけど、自分はしていないから良くないとかね。

将来の不安も現実の出来事ではなくて、頭の中の想像でしかありません。「今という現実」と「頭の中の想像」が混在しています。これは本当に良くありますし、誰もが経験することです。

一例を挙げるとこんな感じです。

どんなことが困っているの? → 外食になりがちで食事が偏っている

それによって現実的に何が困ってるの? → 将来の健康が不安、食事が整えば先々の仕事が良くなる、体力がついて趣味とかも充実する

どうなったらいい? → 仕事が増えるといいかな。

簡潔に書いていますが、こんな流れです。

さて、取り扱うべき問題はどこでしょう?

一目瞭然です。「仕事が増えるためにどんなことが出来るのか」です。

ところが、「偏っている食事」と「仕事を増やしたい」ことがいつの間にか結びついてしまっているのです。もちろん、まわりまわって関係してくることもありますが、まず最初にやるべきことは別のことの方が良さそうですし、やりやすそうです。

ちなみに内容は違えどこのパターン本当に多いです。ほとんどといっても過言じゃありません!

「ノーと言えなくていつもいい子を演じちゃう」…というという心に関わるように見える問題も、ちゃんと聞いてみると、現実的に困っているのは「夕飯の食器洗いが朝まで持ち越されちゃう」ということだったりするのです。

ここはとても重要なポイントです。

私たちは取り扱うべき問題を間違えてしまっているかもしれない

のです。地図上のスタート地点を間違えてしまうと、ゴールにたどり着けない。自分の現在地を間違えなように、それが一番大事なことです。

間違えないようにするには、なるべく具体的な事柄に落とし込むことです。抽象的な言葉は、良きにしろ悪しきにしろ都合よく捉えれるので間違える大きな要因になります。

そのうえで、自分が何ができるのか、以前はどんなことをした時上手くいったのか、そんな具体的な行為や行動からアプローチをしていくのです。この一歩はすごく小さくて、泥臭く感じるかもしれません。全然、壮大で魅惑的なスピリチュアリティを感じないかもしれません(笑)

でもその一歩がなければ次の一歩もないのです。
この瞬間に生きている以上、その瞬間を生きる空間…つまり日常こそがスピリチュアルの場です。これがヨーガセラピーが特別な場所や時間、道具などを必要としない、一つの側面です。

まずは、自分の取り扱う問題を見つけることがそのスタート地点です。

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