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見方が変わると着地が変わる。

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ヨーガをするにしても、カウンセリングにしても、その他の事でも私の中でモノゴト見る一つのポイントが「つながり・関係性」を軸に据えるということです。
なぜなら、健康にしろ、起きている出来事や問題にしろ、様々な事がらが相互に影響しあっているその接点にあるからです。もちろん私という存在もそうです。
ついつい私たちはそのポイント地点だけに目が行ってしまいますが、そのポイントの全方向に「つながりや関係性」という網の目が広がっています。
でも、これって頭でわかっていても実際は難しいし、そんな風に捉えれるようになるまでには、それなりの練習が必要かもしれません。(そんなことしなくてもできちゃってる人も勿論いらっしゃいます)
なぜかと言えば、疑いもなく当たり前にしているいつもの見方と全く違う見方だからです。ものの見方は心の働きです。その心を頼りに見方を変えるのは至難の技なのです。
だからこそ、ヨーガでは身体を使います。例えばヨーガの時によく出てくる「グラウンディング」。
いつもの、ものの見方で行なうと(つまりグラウンディングというポイントを見ると)、足の5本指をギュッと広げて、足裏全体で地面を掴むように…。大地に力強く能動的に立つ感じ、なんだか足裏だけを頼りに立っている感じです。
しかし「つながり・関係性」でグラウンディングすると全く別の現象が起ります。
意識する場所は、足の裏から頭のてっぺんまでの身体の繋がりと、重力。身体と地球との繋がりです。こちらから何か計らうのではなく、身体や重力に任せていきます。
そうすると、自然と軸が取れてきて、重力との兼ね合いも良くなって、無理がない。ベチャっと足裏が地面に吸い付いていきます。

これもまたグラウンディング。同じ事を目的にしていても、見方が違うと全く違う所にたどり着くのです。

どこか遠くにあるものを掴もうとしなくても、もう既に、自分の手の中に全てあるということです。

現代人の私たちは直線的に物事を捉え分析します。おかげで合理的だし効率的。

その恩恵もたくさん受けてきましたが、その一方で合理的でないのものを切り捨てています。
快適さは手に入れましたが、その引き換えに調和を手放してきました。
エビデンスやロジックを手にしてきましたが、内なる感覚を、内なる基準を手放してきました。
でも実際は自分自身の内側も自分を取り巻くものごとも、思っているよりもっと複雑に、ゆるやかに、そしてダイナミックに働き続けているのです。
「つながり・関係性」を軸に据えると、つかみどころがなくて、明確な答えが見えなくて心もとなさを感じるかもしれません。
でも、それは多様性に富んだ世界です。それぞれの独自性が尊重されながらも、それぞれが妨げ合うことはありません。この多様性こそが全体を調和してくれる、私たちのリソース(資源)です。調和を生みだすというのは、その中から持ち味を見つけ出し広げ育むことです。

当たり前と思っていると見落としてしまっていること、死角に入って見えないことが沢山あります。そんなことを取りこぼさないように、日々気をつけていきたいと思う今日この頃です。

 

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