高野の火祭り

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毎年、3月の第一日曜日に霊場開きと招福厄除祈願で高野の火祭りが開催されます。高野の火まつりは柴燈大護摩供(さいとうだいごまく)と呼ばれる護摩供養の一つで、今年はコロナウィルスのこともあり、『疫病退散』『無病息災』『病気平癒』の祈りがささげられていました。

時節柄、お接待などは中止になり、護摩木に願いをかく時にも手の消毒をし、参列者のほとんどの方がマスクをされていました。

 

大学院で学ばせていただくようになってから、なるべく行事ごとは参加や見学をするようにしています。もちろん学術的な学びは大切ですが、本だけでは学び取れないものを、その場に行って感じ取ることが大切だと思うからです。

特に、私は出家しているわけではないですし、それどころか信仰からはかなり遠いところにいます。だからこそ、身をもって体験できるところには限界がありますが、それでもできる範囲でくみ取りたいと思っています。例えば、奥の院にお参りに行けば、お遍路さんや、熱心にご真言やお経を唱えている方がいます。墓標を観れば戦国の武将から現代の企業の五輪塔などがあります。

書物から離れ、実際に感じ体験できるところが高野山で学ぶ魅力であり醍醐味です。

先日、梵字の先生から奥の院では物を落としたり、無くしたりしてもほとんどの確率で手元に戻るというお話を伺いました。それはお大師さんの力…ではなく(もあるとは思いますが)、拾った方が必ず届けてくれるからだそうです。それは日本人も海外の方でも。

宗教や文化を問わず、本来誰にでもある宗教性や良心が自然と機能しだす場。そんな清々しさを感じる所です。

しかしコロナウィルスの影響で高野山大学の図書館も3月末まで閉鎖されています。一日も早くコロナウイルスの感染が終息しますように。そして、罹患された方が無事に治癒されますように。

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