anicca(アニッチャ)についてはこちら

映画『からむしのこえ』

LATEST POSTS

もう2週間くらい前になってしまうのですが、常滑で行われた『からむしのこえ』の上映会に参加してきました。


写真はHPよりお借りしましたm(__)m

からむしのこえ

からむし…映画を見るまで虫だと思っておりました(笑)スミマセン

福島県昭和村で今でも受け継がれている「からむし」の栽培。この「からむし」という植物からとれる繊維は最も上質な布として知られる越後上布や小千谷縮の原材料ともなっているそうです。

この「からむし」を中心に人としての在り方や、自然との関わり方、過疎地の今後、伝統産業のこれから…様々なことを考えさせられる作品でした。

今回は映画の後に座談会があり、パネリストとしてこの映画の監督であり人類学者の分藤大翼 准教授と哲学者の鞍田崇 准教授のお話もとても興味深いものでした。

特に印象に残っているのは、脳ばかりでなく、もっと手を使う方が良いというお話。

(ちょっと違ってるかもしれないですが…)

人間が進化し、生き残ってきたのは手でモノを作り、使ってきたから。そこには本能的にモノを作ることに楽しさを見出しているのではないだろうか。

ところが今の私たちは便利さを求める中で手を使わなくなってきて、脳ばかり使っている。脳と手のバランスを整える方が人間にとってはバランスが良いように思う。そうやって、人間は生きてきたし、いくら便利さが進んでも、人間はその変化に対応しきれていない。とくにこの数十年の変化には対応できていない。

というようなことがパネルセッションの中で出てきました。

これはとても共感できます。
ヨーガセラピーをしていても、心身のバランスを崩している方のほとんどが脳(思考や感情)だけに頼りすぎていると感じているからです。手を使うことの延長線上には五感を使うこと、そして、それは身体感覚へ戻っていくことに繋がっていくのだと思います。

一つの素材をきっかけに、めぐる話というのは本当に面白いですね。
からむしの栽培を一度見学に行ってみたいなぁなんて思っています。

 

コメント