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ヨーガセラピーと身体症状②

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ヨーガセラピーは治療ではないのに、なんで身体の調子が良くなっちゃうんでしょう?

インドでは伝統的なヨーガの行者さんって元気&長生きということが知られていました。当然、知りたくなります。どうして元気なの?これはもう人間の性です。

そこで1920年頃から研究が始まりました。ヨーガに限らず東洋の思想で切り離せないのが修行です。つまり身体を使った訓練。身体の訓練がそのまま心の訓練になっているのがヨーガです。(ヨーガに限らず東洋の身体訓練はもれなくそうです)

日進月歩で進化している医療や脳科学などのおかげで、ヨーガの行者さんがしていることが心身にどんな影響を与えているのか、どんどん分かるようになりました。(でもまだ解明されていないことも勿論あります)そう思うと西洋医学も捨てたもんじゃありません。

その中で見えてきたのが身体であれば、どうも自律系の機能に働きかけているということ。自律系の機能というのは、自律神経系や内分泌系、免疫系や内臓など、私たちの意識とは関係なく働いてくれている身体の機能です。これ生きるための機能です。

そして修行は運動ではありませんので、そのバックグラウンドには人間観を含む哲学や思想などが反映されています。

最初にも書きましたが、身体の訓練は心の訓練。ザックリ言ってしまえば、その訓練をとおして、あの手この手でアプローチしているのが生理学的な側面であれば自律系の機能であり、心理的な側面であれば無意識と言われるところです。(フロイトが無意識について発見したのが18世紀。ヨーガでは3000~4000年前の文献にはすでに載っています)

なので特に心の働きによって身体に症状があらわれる、心身症と言われる症状の改善にヨーガが親和性があるのは当然と言えば当然なんです。

間違えていけないのは行者さんたちは健康になるためにやっているわけではありません。彼らの目的は悟りであり解脱です。(途端に怪しさが沸き立ちます・笑)彼らはヒマラヤという過酷な環境の中で修業をしているタフな人たちです。

なので、そのまま彼らと同じことをしても、私たちには負担が大きすぎます。ということで彼らの修行や哲学や思想、宗教性を踏まえつつ誰でも安全にかつ効果を引き出せるように、今もなお研究されているものの一つがヨーガ療法なのです。

今はヨーガをストレッチの様に思っている方も多いですし、アナトミーが大盛況です。確かに筋肉は必要です。でもそれは目的ではなく、手段。自律系や無意識に働きかけるためには筋肉が重要な役割を果すのです。(個人的には今のヨーガではアジャストが多すぎることがすご~く気になります。)

健康のためにヨーガをされる方もたくさんいらっしゃいますし、実際、普通のヨガ教室の生徒さんの中には病気の方なども入っていることもよくある事です。

先生や周りの人たちがそうしているから。(外に意識が向きっぱなしではありませんか?)
呼吸法は身体にいい!(実際は上級者がやるものです)
強度が強い方が効くに違いない。(呼吸が止まるほど無理してませんか?)
ヨーガをやるとふわ~っとして気持ちがいい(それはイメージの中に浸かっていませんか?)

ヨーガをされる方が「なんのためか」を忘れてしまう、もしくはあまりにも知らないまま「ヨーガ=健康に良い」でやっていると、ケガをしてしまったり、調子が悪くなってしまったりと本末転倒なことになってしまうのです。

身体が柔らかいとか、ポーズが完成することがヨーガではありません。
ポーズや呼吸法が心身を治してくれるのではありません。
顔や体型が違うように、心身の状態は人それぞれ違います。身体を通して、今の自分の現在地に気づくことを忘れないようにしてくださいね。

基礎講座のお知らせ

基礎講座ではヨーガ療法を軸にヨーガセラピーの基礎を学び一生使えるセルフケアを身につけることを目的に開いています。ヨーガなんてしたことない…、身体動かすの苦手…、ストレスケアを知りたいんだけど…、シニアの方へのアプローチに取り入れたい…などなど、様々な方が受講されています。初回受講者は4名迄ととっても小さな講座なので、中身は濃~くなりますが、面白いですよ♪

この機会にヨーガセラピーの扉を開けてみませんか?

 

 

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