anicca(アニッチャ)についてはこちら

積極的な実践と消極的な実践。

LATEST POSTS

日曜日の「こころとつながるヨーガ」のレジュメだけでなく、金曜日のレジュメもただ今絶賛作成中♪作っては変え、つくっては変え、結局最初のパターンに戻ったり。そんな行ったり来たりのレジュメ作成は私自身のヨーガの一つです。

こころとつながるヨーガでは10ヶ月かけてヤーマと二ヤーマを一つずつ取り上げていますが、これは哲学的な思索というよりは、日常の中に落とし込むことが目的になります。これはアーサナ(体操)にしても同じですが、日常の何気ない、当たり前にしているその「行為」にどこまで落とし込めるのかという事を大切にしています。

さて、このヤーマとニヤーマの教え。頭の中だけでアレコレしているだけでは本当にただの飾りごとになってしまうので、気をつけたいところですが、これらの教えには大きく二つの方向性があります。

一つは積極的な方向性ともいえるかと思いますが、日々小さなことでも実践することです。身口意を通して非暴力や嘘をつかないなど、できる事から実践していくという方向性です。

もう一つはそれに対して消極的な方向性と言えるのですが、それができない自分を認めていくという事です。

例えば「嘘をつかない」という項目があります。当然、「嘘」はよくありません。でもよくよく丁寧に自分自身を見ていると小さな「嘘」をそこら中でしています…。いい人を演じるのも、ある意味「嘘」ですし、自分の思いを押し込んで「~すべき」「~でなければならない」に振り回されているのも自分自身に対する「嘘」になります。

そのように丁寧に自分の日常を見ていると、人として基本的で当たり前(と頭が考えている)事柄ができていないことに愕然とし、なかなかの衝撃を受けます。すると私の自我(エゴ)がムクムクと湧き上がり、それらしい理由をつけてかりそめの安心をくれます。(←これが非常に厄介で重要な問題です。)

そうではなく、そんなことすらも出来ない自分、自分にとっては不都合な自分を、まずは受け止める心の在り方を養うことが大切です。なぜなら、それが今の自分だからです。スタート地点の設定を間違えてしまっては、たどり着きたいところに全然たどり着けないのと同じです。

そして、その在り方は私たちに寛容さを養ってくれます。それは自分自身だけではなく、他者や環境と関わる時にも現れてくる姿勢です。

ただし、この衝撃を受け止めるにはやはりコツがあります。自分と向き合うというのは、その言葉の雰囲気とは裏腹に結構キツイものです。その助けになるのが、身体と息です。身体の感覚を捉えたり息を感じ取るその視座が、平静さを保ちながら、自分と向き合うことを助け、そして、何をするのが良いのか、何ができるのかという事を示してくれます。

積極的に実践することで見えてくる、消極的な実践。
そしてその消極的な実践から生まれる積極的な実践。

この二つが織りなす網の目は複雑に絡みあいながら、私たち自身を守り、私たちを助け、そして進んでいく力を養ってくれるのです。ヤーマ、ニヤーマは本当にシンプルな事柄ですが、それだけに奥深いものを改めて感じている今日この頃です。

2/22(金)19:00~21:30は「こころとつながるヨーガ」@名古屋です。今回はタパス(自己鍛錬・苦行)です。こちらのクラスは単発で受講していただけますので、お気軽にご参加ください。
お申込はこちらから ⇒ こころとつながるヨーガ

 

 

コメント