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心の運転技術①

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ヨーガセラピーをとおして行なっているのが<心のコントロール>です。コントロールと言っても抑圧する事ではありません。心の上手な運転技術を身につけて行くという事です。

不安や怒りに巻き込まれてしまうのも、
不安や怒りに気づかないでいるのも、
希望や期待、喜びだけを過度に追い求めるのも、
まずい運転技術となります。

上手な運転をするにあたって、大きな肝になるのが<感情と思考>です。
この感情と思考をコントロールする技術を養うのですが、二つの方向性があります。

一つが技術そのものを向上させることであり、
もう一つが運転するためのエネルギーを養うという事です。

この二つは練習によって十分養うことが可能ですし、相互に関係しあっています。つまり、技術を身につければエネルギーを養えれるし、エネルギーを養うということは技術を上げるということになるのです。

一般的に<思考や感情>という心理学的な分析など「心」というものにフォーカスされていく傾向がありますが、実は重要になるのが身体感です。当たり前ですが、思考や感情は身体に行動や行為、もしくは身体症状と密接に関係しているからです。

身体の事(それは身体の機能だけでなく行為や行動などを含めて)を無視してコントロールしようとするのは、非常にバランスが悪いうえに、一時は変わるかもしれませんが、気づくと同じことを繰り返す…という悪循環に陥っていきます。

さらに言うと、実は身体の機能そのものにアプローチする前に、先ずは日々の行動や習慣を見直し、上手に変化させていく事が大切になります。日々の行動や習慣を変化させるというのは、運転するためのエネルギーの消費量を減らしていくことであり、一方でそのエネルギーの総量を増やすということにつながるからです。

たとえば、日常の中でご自身を観察することを口をス~ッパクしていつも言っていますが、観察を続けていると無意識にしている行動などにはたと気づく時があります。

ただ、この時やりがちなまずいパターンは二つ。

「気づいた」ことに酔いしれる。
慌てて変えようとする。

ヨーガでは「ただ気づく」という行動を繰り返します。その変化を見守るようにするのです。怒りに気づいた時、それを見守っているとスッと怒りが消える時が訪れます。不安になった時や他の時も同じです。

ずっと怒りや不安感が収まらないのであれば、それは自分から怒りや不安の海に飛び込んで巻き込まれている状態なのです。よりによって自分からです。

「ただ気づく」という行為が、エネルギーの消費量を減らす(振り回されない)だけでなく、エネルギーそのものの総量を増やしている(自分の行為に気づく)のです。それらの経験を通して、初めて自分自身の感情や思考の運転技術が身についてくるのです。

運転技術が身につくというのは心のクセが自然と変わってくるということ。思い込みがゆるんだり、今まで気づかなかったアレコレが見えてきたり、モノゴトへの意味づけが変わったり。

今の心理学などのアプローチからすると「ただ気づく」というのは物足りなさを感じるかもしれませんが、これは絶大な効果があります。そしてその変化はとても自然。自然だからこそ一生無理なく続けることができるのです。

「ただ気づく」ちょっとだけ日常生活の中で始めてみませんか?
次回は心の運転と身体の関係について書いていきます。

 

 

 

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