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「ただ気づく」ということ。

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ヨーガではまずは身体の感覚に「気づく」という事を行います。「ただ気づく」。それ以上は追い求めません。でもこれが難しい(笑)特に初めてされる方などは、すぐに何とかしようと慌ててアレコレやり始めます。

例えば、つま先から頭頂部までを観ていくボディスキャンを行っていると、何かに気づくと(緊張や不快感など)足先や手を揺らしたりしてしまいます。気づいたと同時に頭(思考)で何とかしようとした結果です。

ただ気づく、気づき続けることって難しいんです。

例えば、不安感や執着、怒りや妬みなど、自分にとって好ましくない自分に気づく時があります。多くの人はそんなエゴは良くないと思っているので、途端にそれを取り除こうとします。「手放す」という耳障りの良い言葉と共に。そして、そんな自分を「認める・受け入れる」という事を何とか遂行しようとします。

これでは白か黒かの世界です。エゴに嫌悪感を持っているのと、エゴを手放し、認めようとするのは一見違うように見えますが、同じことです。同じ思考回路で考え、いずれにせよエゴに振り回されているからです。これではより複雑になっていきます…。

そんな時こそ「ただ気づく」それ以上追い求めないことです。ただ気づくというのは見守るということです。例えば自分が奮闘している時に見守っている友達がいることで安心することはありませんか? なぜその友達が見守ってくれているのかと言えば、なんとか乗り越えれる、大丈夫だと信じていてくれるからではないでしょうか?面倒なことに巻き込まれたくないから関わらないようにしているというのとは全く違います。

つまり、見守るというのは信頼感があってこそできることです。

私たちは人間です。聖者でも神様でもない。だから色んな感情がうごめいているし、それが生きるという事です。だから、たとえそれが自分の頭では好ましくない感覚や感情であったとしても、受け入れようと躍起になったり、手放そうと努力するのは、結局、自分で自分を信頼していないよと言っているように見えます。

ただし、いきなり感情で行なうのは難しいです。なぜなら感情は抽象的で掴みにくからです。なのでまずは具体的な身体の感覚で練習が必要なのです。本当にしつこいですが(笑)身体の感覚にただ気づく。まずはそこから始めてみてください。

 

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